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アメリカのリアリズム絵画の伝統を現代に受け継ぐアンドリュー・ワイエス(1917年)は、アメリカの国民的な画家であるとともに、静けさに満ちたその孤高の表現世界で国際的な評価を 不動のものとしています。
ペンシルベニア州チャッズ・フォードに生まれたワイエスは、生まれ故郷と、別荘のある北東部メイン州クッシングの、二つの地域に暮らす人々や自然をテーマに、そこに潜む孤独感や生命力を独自の視点から描いてきました。
なかでも、アメリカの北の果てメインの海を望む丘の上に立つ「オルソンの家」は、ワイエスにとってかけがえのない場所でした。この古い大きな木造の一軒家に住む姉弟、クリスティーナとアルヴォロと出会ったワイエスは、寄り添いながら淡々と生きるその姿に共感を抱き、姉弟が亡くなるまで毎夏のように彼らの家を訪れ、30年にわたりこの家の様々な顔とその住人をテンペラや水彩、素描などに よって描き残しました。《クリスティーナの世界》習作をはじめとする、これらの作品群は「オルソン・ シリーズ」として知られ、ワイエスの画業の中でも特に重要な位置を占めています。 この展覧会では、丸沼芸術の森所蔵作品から厳選した水彩・素描115点を展示・紹介します。
会場 | 常葉美術館(現在は:常葉ギャラリーとなっています) 〒439-0019 静岡県菊川市半済1550 |
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会期 | 2006年10月22日(日)~11月19日(日) ※休館日:毎週木曜日 |
時間 | 9:30~17:00(入場16:30まで) |
料金 | 一般・大学生800円(600円)、高校生以下無料 ※()内は前売り及び団体15名以上。 前売り券は常葉学園各校で販売 |