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現代のアメリカンリアリズムを代表する画家、アンドリュー・ワイエスは89歳になる現 在も制作を続けています。本展ではメイン州クッシングのオルソン家を30年にわたって描 いたオルソン・シリーズから、「メインの風と光が好き」というワイエスが、創作に際し て最も大切にしている『エモーション』が垣間見られる素描を中心に展示します。
フォーラムの講師には、1988年以来ワイエスの絵を制作活動の原点として、折にふれワ イエスの地を訪ねておられるイラストレーター・内田新哉氏、現在丸沼芸術の森での制作 活動のかたわら、大学で美術の教鞭をとられている山本靖久氏、またワークショップには 昨年ワイエス夫妻から作品を寄贈された愛知県美術館の高橋秀治氏も参加され、ユニーク な内容を企画しております。
今回は丸沼芸術の森コレクション238点の中から水彩・素描29点を展示いたします。
会場 | 丸沼芸術の森展示室 |
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会期 | 【ワイエス展】 2007年4月14日(土)~4月29日(日) 【ワイエスフォーラム】 2007年4月28日(土)、29日(日) |
時間 | 10:00~17:00(入場16:30まで) ※フォーラムについては下部参照 |
料金 | 一般・大学生 500円 高校生以下・美術学生・65歳以上 無料 |
関連イベント | 【内覧会&レセプション(招待客のみ)】 4月13日(金)午後3時より内覧会・午後4:30よりレセプション 【ギャラリートーク】 内覧会、14,15、21,22日午後2時、各30分 【ビデオ放映】 会期中図書室にて 【オルソン・カフェ】 お茶+マフィン |
フォーラムについて
参加費用 | フォーラム1日参加費 2,000円 フォーラム両日参加費 3,000円 |
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定員 | 各回60名(応募者多数の場合抽選) |
- 2007年4月28日(土)
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講師:山本 靖久氏(画家・了徳寺大学芸術学部助教授)
時間:13:10~15:10(入場12:50)
演題:「ワイエスと日本人の感性について] - 2007年4月29日(日)
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講師:内田 新哉氏 (イラストレーター)
時間:13:10~15:10(入場12:50)
演題:「ワイエスの描く世界を旅して」 - 2007年4月28日(土)・29日(日)
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15:30~17:00 ワークショップ
A:「ワイエスなんでもQ&A」(高橋 秀治氏)
B:「ワイエス作品に恋をして」(内田 新哉氏)
C:「自然を捉える水彩表現」実技あり(画材費無料)(山本 靖久氏) - 2007年4月29日(日)17:30~19:00
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交流パーティ(参加費無料)
講師紹介
- 高橋秀治(愛知県美術館美術課長)
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愛知県美術館設立に参画。 1995年『アンドリュー・ワイエス展』を企画・開催。以来、今日までワイエス家との交流が続き、アメリカ でのワイエス展開催にも協力、昨年夫妻より愛知県美術館へ作品を寄贈される。丸沼ワイエス展においては、 第1回より講演とワークショップの講師として参加され、ワイエス研究の第一人者として活躍。また愛知県美術館では 『アメリカン・ドリームの世紀展』『アジアの潜在力展』『ペルシャ文明展』等を担当している。
- 内田新哉(イラストレーター)
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1960年、熊本県に生まれる。愛知教育大学美術科卒業。
旅を愛し、世界各地を巡るうち、絵への道を固める。 88年、月刊『詩とメルヘン』でデビュー。以後、ペンと水彩による叙情豊かな作品を次々に発表。 『絵本の村から』『それから光がきた』『Happyをさがして』『風のパレット』等、作品多数。年1回の個展、 そして、1988年のワイエスとの出会い以来、制作活動の原点として折にふれワイエスの地を訪ねている。 - 山本靖久(画家)
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1989年武蔵野美術大学大学院卒業。主体美術協会会員。日本美術家連盟会員。
銀座大賞展大賞受賞を始めとして、 90,92,93年と安井賞展出品、神奈川県美術展大賞、東京セントラル美術館油絵大賞展佳作賞、安田火災美術財団奨励賞等受賞。 その間文化庁インターンシップ研修員となる。丸沼芸術の森において精力的に制作活動を続けながら、武蔵野美術大学特別講師を経て、 現在は了德寺大学芸術学部助教授を務める。